ITパスポート合格に必要な勉強時間は?合格する人の特徴や資格取得のメリットを解説
ステップアップのためにITパスポートを取得したいけれど、仕事が忙しくて毎日帰宅が遅く勉強時間が取れないことがありますよね。
本記事ではITパスポート合格を目指す方向けに勉強時間の目安を解説していますので、参考にして勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
ITパスポート試験勉強時間の目安
ITパスポート試験の合格を目指す場合にどれくらい勉強時間を確保したら良いのかが事前に分かれば、受験日までの計画が立てやすいです。
しかし、ITに関する知識がほぼゼロの状態から勉強を始める初心者と既に実務でITに携わっている人とではスタートラインが違うので必要な勉強時間が異なります。
それぞれの立場で必要な勉強時間を説明します。
初心者のITパスポート勉強時間
IT関連の知識があまりない初心者の場合は、平均して180時間程度ITパスポートの勉強時間が必要と言われています。
なぜなら、今まで目にしたり耳にしたりする機会がなかったカタカナの用語やビジネス用語など基礎からたくさんの情報を覚える必要があるからです。
平日に1時間、休日に5時間の勉強時間を確保できれば3ヶ月で受験まで辿り着ける計算になります。
ほとんどの方が学校や仕事の他に勉強することになりますので、無理をして体調を崩さないようにしましょう。
社会人のITパスポート勉強時間
既に実務で携わっていてITの基礎知識がある社会人の方でも、ITパスポートの勉強時間は100時間程度必要です。
普段見聞きしている用語でも正しく内容を理解しているとは限らないので覚え直すことになります。
また、ITパスポートは試験の出題範囲が広いため実務で関わりがない分野の問題についてはITの初心者と同じでゼロからのスタートです。
新しく覚える分野を重点的に学習して効率よくITパスポート合格に近づけるようにしていきましょう。
ITパスポートに合格できるのはこんな人
ITパスポートに限った話ではないのですが、資格試験に合格できる人には共通して次のような特徴があります。
・勉強時間を確保できる人
・幅広い出題範囲をまんべんなく勉強できる人
どのような人が合格しているのか、それぞれの特徴を見ていきましょう。
勉強時間を確保できる人
必要な勉強時間をしっかりと確保できる人は、資格試験に合格しやすいです。
最初に勉強のスケジュールを立てても計画どおりに進まなければ合格に近づけません。
余裕を持った計画を立てられて、そこに沿って確実に学習を進めることが大切です。
スキマ時間をうまく利用して勉強時間を確保するようにしましょう。
幅広い出題範囲をまんべんなく勉強できる人
ITパスポート試験はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つの分野に出題範囲が分かれていて求められる知識の幅が広いです。
どれか一つの分野だけ突出していても合格できないので、全ての分野で必要な知識を偏りなく勉強できる人がITパスポートに合格できます。
ITパスポート資格取得のメリット
一例ですが、産業界では人手不足をITで解決するために業務に携わる人のITリテラシーの向上が必要になっています。
ほかの業界や職種でもITのスキルは必須になっており、ITに関する基本知識を持っていると証明できるITパスポートに注目する企業が増えてきているのです。
この章では、ITパスポート取得のメリットを紹介していきます。
幅広い知識を得られる
繰り返しになりますが、ITパスポートではITに関する知識だけでなくビジネスには欠かせないさまざまな知識を取得できます。
それまで実務の中で見たり聞いたりしていても漠然とした知識でしかなかったことを、明確に理解できるようになるのがITパスポートを取得するメリットと言えます。
自分では理解していたつもりでも、改めて勉強してみると微妙に認識が違っていたという気付きがあるかもしれません。
就職や転職に有利になる
ITパスポートの資格を取得していればITに関する基礎知識を持っていると証明できるので、就職活動や転職活動を有利に進められます。
現在では事務職でもITの知識が必須になっているためエンジニアを目指していない方でもITパスポート取得のメリットはあります。
実際に企業の求人広告でITパスポート所有者優遇と記載されているケースもあるので就職や転職で有利なことは間違いないと言って良いでしょう。
職場によっては資格手当がある
資格取得を推奨している企業で対象の資格にITパスポートが含まれていれば、資格手当が支給される場合があります。
ITパスポートは基本情報技術者などと比べると難しい内容ではないので資格手当の金額はわずかかもしれません。
しかし、少しでも収入アップして更に自分がステップアップできるなら持っていて損はない資格と言えます。
まとめ
ここまでITパスポートの合格に必要な勉強時間や取得するメリットについて解説してきました。
これからITの知識を覚えようとする方や、忙しい社会人の方は自分で勉強時間を確保して続けていけるのか不安があると思います。