大学受験の自己推薦書の書き方について詳しく解説します！
大学入試の総合型選抜試験や学校選抜型試験などで提出が求められる「自己推薦書」。文字通り「自己」を「推薦」するため、自分の事をPRするための書類です。別途、志望理由書の提出が必要な大学もあり、その位置づけは様々です。今回の記事では大学受験における「自己推薦書」の書き方について詳しく解説をしていきます。ぜひ、大学受験の書類作成の参考にしてくださいませ。
自己推薦書とはどんな書類？
大学受験における自己推薦書とは出願する大学に、「自分はどのような人間か」を伝えるための書類です。推薦入試、総合型選抜試験の出願書類のひとつで、各大学の指定のフォーマット・形式にあわせて作成します。入りたい大学に、自分がふさわしい理由や、入学後に学びたいこと、将来の目標など、指定された項目を記載するという場合もあります。大学受験の場合の自己推薦書は1,000文字～2,000文字程度が一般的です。
自己推薦書と志望理由書の違い
大学入試の出願時の提出書類に「志望理由」もあります。どのように違うのか、以下、説明します。両方とも試験の選考時の書類審査の材料として活用されます。違いは、記載する内容です。「自己推薦書」は自己ＰＲを絡ませながら、自分が志望する大学で学ぶにふさわしい人物であるかどうかを記載します。高校時代の経験や体験を通じて、自分の特徴や特性、強みなどを紹介し、志望大学に相応しい人物である旨を表現します。一方の志望理由書は文字通り、大学を志望する理由を書きます。「大学で何を学びたいか」「なぜ志望大学に入学したいのか」について、中心に伝えます。
大学受験の自己推薦書を書くための下準備
続いて、実際に自己推薦書を書き始めるうえで、どのような準備をすべきかを紹介します。実際に書く前にしっかりとした下準備が大切です。
自己分析をしっかり行い、自分の特徴、強みを把握する
大学受験の自己推薦書を書く前にまず、自己分析をしっかり行い、自分の特徴・強みを把握しておきましょう。自己推薦書は、大学に自分がその大学に相応しい人物であるということをアピールするための書類です。自分のことをしっかり振り返り、自分自身で自分の特徴や、強みをしっかり知ってないと自己推薦書を書くのに手間取ってしまいます。書き始める前に、自己分析をして、自分のアピールポイントを理解・整理しておきましょう。
志望大学のことをしっかり調べて、自分と合致している点を確認する
自己分析が済んだら、次に志望大学のことを調べ、自分と志望大学の合致している点を確認します。大学が求める学生像や、大学の教育・研究方針などをしっかり把握し、その大学が求める人物像にあった、自分の強みをＰＲする準備をすすめましょう。大学のＨＰや、パンフレットなどで求める学生像は確認できます。リサーチをしっかり行いましょう。
大学受験の自己推薦書に取り入れたい要素
大学受験の自己推薦書に取り入れたい要素を以下、紹介します。少なくても以下の要素を入れておくことで、大学が評価するポイントを押さえた自己推薦書の作成が可能になります。
自分の長所
自分ならではの経験
独自性の高い、自分ならではの経験を書き加えましょう。志望理由や、将来の夢などに関連できると、オリジナリティの高い、自己推薦書が仕上がります。経験は他の人があまりしていない特別な経験でなくても構いません。自分の価値観や、自分の特徴が表れた、自分の価値観や、自分の特徴が表れる経験・体験は、日常生活のちょっとした場面にもたくさん存在しています。自分らしさが表れた具体的な経験、エピソードをたくさん用意しておきましょう。
入学後の目標、将来の夢
入学後に取り組みたいことや、力をいれたいこと、また卒業後も含めての将来の夢やビジョンも記載しましょう。志望する大学の教育・研究方針をしっかり把握し、それに沿った内容を意識することがおすすめです。大学の教育理念にあまりにもかけ離れた目標やビジョンだと、アンマッチな印象を与えてしまい、評価されない可能性も高くなります。
大学受験の自己推薦書の書き方をマスターして、志望大学に合格しよう。
今回の記事では大学受験の自己推薦書の書き方について解説しました。自己推薦書は入試においての1次選考で使われるとともに、面接試験の元にもなる重要な書類です。自分が志望する大学に相応しい人物であるということをしっかりPRして、意気込みや熱意を志望大学に伝えられる内容の作成準備を進めていきましょう。事前準備をしっかりとして、実際、自己推薦書を書きあげる練習をたくさん、くりかえしましょう。今回の記事を参考に志望大学合格を目指してください。
