大学受験の志望理由書の書き方について詳しく解説します!
総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)など受験する際に提出を求められる書類に「志望理由書」があります。志望する大学ごと書式や文字数など異なっており、募集要項などに掲載されています。入学試験の1次選考にも使用されるとても重要な書類です。今回の記事では、大学受験の「志望理由書」の書き方について詳しく解説をしていきます。初めて書くという方も多くいらっしゃることと思います。ぜひ、参考にしてみてください。
総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の流れ
AO入試・推薦入試では出願時に、志望理由書(エントリーシート)の提出を求められます。他提出書類とともに、書類審査、面接試験を経て合格者を選抜します。志望理由書の記載内容を元に面接試験では質問をされることが多くあります。
大学受験 志望理由書を書く前の準備
1:自己分析
志望理由書を書く前の準備として、「自己分析」を進めましょう。自分がどうして、その大学・学部で学びたいのか、高校までの自分の経験を振り返り、棚卸作業を行います。今までの経験、自分の価値観などから、志望理由を表現できると、オリジナルな理由が表現できます。
・自己分析のポイント
・自分の強み・課題
・高校生活で頑張ったこと・力を入れて取り組んだこと
・今までの熱中したこと・好きなこと
2:志望する大学・学部のことを調べる
どうして、その大学で学びたいと思ったかを具体的に語るためには、志望する大学・学部の特徴をじっくり調べる必要があります。他の大学にはない特色や、特徴。自分のやりたいこととの関連など、「その大学・学部」である理由を明確にします。
・調べるポイント
・カリキュラムの特徴・研究内容・学部で取得可能な資格・他大学や他学部との違い
・卒業生の進路先・アドミッション・ポリシー
3:どんな大学生活を送りたいかを考える
志望理由を元に、実際入学したらどんな研究を進め、どんな大学生活を送りたいか、学んだ内容を卒業後にどう活かしていきたいかの将来の目標も考えましょう。
入学後から卒業後のイメージを膨らませるポイント
・将来、どんな職業に就きたいか
・将来、どんな分野で活躍したいのか
・そのために大学でどのように過ごすか
大学受験 志望理由書を書く際のポイント
続いて大学受験の志望理由書を書く際の押さえておきたいポイントをいくつか紹介します。
丁寧な表現を心がける。
大学受験の志望理由書は、自分自身の考えや、思いを伝える文章です。小論文のような堅い表現ではなく、日常会話のような自然な形で記載することが望ましいです。言葉遣いや、表現に留意し、丁寧かつ、明確に伝えることを心がけましょう。
具体的な表現を心がける。
大学受験の志望理由書では、自分自身の思いを具体的に表現することが重要です。大学でどんなことを学びたいのか?どんなことに自分が興味を持っているのか?自分自身の体験、経験などのエピソードを絡めて熱意を込めて伝えることが必要です。また、しっかり志望する大学の特徴や学部の特色を調べ、それを踏まえ自分がどのような学びを深めるかの具体的なイメージを表現できるようにしましょう。
文書の構成~型を身につける。
大学受験の志望理由書の文章構成の一例を紹介します。型に沿って当てはめる事で、スムーズに志望理由書を書き上げることができるでしょう。
① 自己紹介・・簡単なプロフィールを記入
② 大学を選んだ理由・・その大学を選んだ理由を具体的かつ明確に記す
③ 大学で学びたいこと・・その大学で学びたい内容や、学びを活かしてどんな進路を目指すかを表現する。
④ 自己PR・・自分自身の特徴、強み、価値観など、どのような人物であるかを表現する。
⑤ まとめ・・・最後に改めて自分自身の学びたいことや志望理由などを伝え、熱意を伝える。
どの大学でも当てはまる志望理由は避ける
志望理由を語るうえで、重要なポイントはその大学・学部で学びたいという熱意を込めて表現できるかどうかです。他の大学でも通用するような志望理由では、熱意は伝わりません。「有名だから」「就職に有利だから」「親のすすめ」などという主体性が伝わらない理由はNGといえるでしょう。このような表現は避けるようにしましょう。
大学受験の志望理由書をしっかり書き上げて、志望大学に合格しよう。
今回の記事では大学受験の志望理由書の書き方について解説しました。志望理由書は入試においての1次選考で使われるとともに、面接試験の元にもなる重要な書類です。自己PRや面接試験にも通じる内容なので、自分がその大学で何を学び、その学びを社会に出て、とどう活かしていくかといった、意気込みを熱意込めて表現できる準備を進めていきましょう。事前準備をしっかりとして、実際、志望理由書を書きあげる練習をたくさん、くりかえしましょう。今回の記事を参考に志望大学合格を目指してください。